手帳というものは、来年の自分が何をするか決まっていないと選べないものなんだな、と昨年の今頃はぼんやりと考えていました。
私は、今年の春に20年以上務めた大学病院を退職しました。
それまで医療現場で忙殺された日々を過ごし、自分も自分の大切な人もをあまり大事にできなくなっていました。
そして、それに気がついた時には、私はすっかり元気がなくなっていました。
手帳の話に戻ると、これまでは、シフト制の職種でしたので、手帳は曜日始まりについてはこだわりはなく、サイズと使い勝手で選んできました。
・日々動き回るプレイヤー時代→→→ポケットに入るサイズで月間
・会議も多くなる中間管理職時代→→→→時間で予定が書き込める週間バーチカル(でも半分プレイヤーなので、やはりポケットサイズ)
・デスクワークが多くなる管理部門時代→→→週間バーチカル+ノート。しかもサイズはA5サイズ程度
当たりまえですが、働き方に合わせてサイズとスケジュール表を選んでいました。
来年の手帳を選ぶ、という行為は、来年の自分の生き方を思い描くことそのもののように思います。
しかし、昨年の今頃は今年の働き方(というか生き方)が、まったく思い描けず、そうなると、これまで当たり前のように行っていた「手帳選び」が全くできなくなってしまいました。
当時の私は、いろいろなことが重なり、迷宮入りしていまして、手帳が選べないことも、未来が描けない自分にも、すごく不安でいっぱいでした。
今は、ひとまず、自由時間を確保しつつ、自分に丁度いい生活の送り方を試しながら、今の自分にあった手帳を使っています。
来年の手帳も準備しました。
その手帳が来年の自分にマッチしたものかは、今はわかりません。
来年の過ごし方が決まっていませんが、とりあえず、手帳が準備できたことだけは、褒めてあげたいと思います。
テーマと少しずれてしまいましたが、ここまでお読みにいただき、ありがとうございました😊