今週のお題「勉強していること、勉強したいこと」
最近、「キャリアデザイン」について、とてもよく考えています。
先日、ある公開講座で法政大学の廣川進先生のキャリアデザインについての講演をお聞きしました。
その中で、私が受け取った内容を要約すると、、
・医療従事者は「感情労働」であり、利用者・患者に対して(理不尽なことでも)Noと言えず、常に笑顔で優しく接することが求められてしまう。
・そのことから、利用者・患者に対してネガティブ感情を抱くこと自体に罪悪感を持ってしまう。
・感情労働からくるストレスへの対処法として、①自分の中の感情を取り戻す、言葉にする。②抱いて悪い感情なんてない。まずは自分のストレスに気付くこと。
・自分のキャリアを切り開く前提として、「自分ファースト」のマインドもしっかりと持つこと
私は以前は大学病院の看護師でした。
わかっていたつもりでしたが、廣川先生がこのようにはっきりと言語化してくださっていることで、救われるような気持ちになりました。
当たり前ですが、看護師もまずは自分の幸せや価値観を優先していいんだ、ということを、改めて気付かされました。
もちろん、看護師は命を預かる仕事ですので、仕事をする上ではプロ意識をしっかりと持ち、現場では「患者ファースト」であることは必要です。しかし、自分の24時間全てにおいて「看護師」である必要はありませんし、仕事から離れたプライベートな時間は、もちろん自分を大事にする時間に充てる必要があります。そうでないと、また次に現場に出て行った時に、命を預かるプロとしてしっかりと役割を果たせなくなるからです。
「ヘルスケアに関わる人々が、自分を大事にしながら仕事が続けられるような社会にしたい」
ここ最近、こんなふうに考えております。
そのために、自分には何ができるだろうか。
まずは、自分のキャリアの棚卸しをして、自分の価値観、興味、得意なことを整理して、これからのキャリアデザインを描いてみたいと思っております!